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『ダークナイト』

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ティム・バートン版ではジョーカーという怪物が生まれるに至ったその経緯まで説明されていたり、より人間くさいコミカルな役柄だったような気がするのですが、今回のジョーカーは一切細かい説明は無しでとにかく絶対的な悪の象徴として描かれたように思いました。人を殺すときに口の傷がなぜできたかという理由を喋るのですが毎回言っていることがバラバラで、札束の山を燃やすシーンなどにも象徴されるようにとにかくまともじゃない悪の塊という面が強調されています。それで、これはこれで今回のヒース・レジャーのジョーカーもなかなかいいなと思っていたら、意外と出番が少なくてちょっと拍子抜けしてしまいました。というのも今回のバットマンの敵としてもうひとりトゥーフェイスというキャラクターが登場するのですが、彼がむしろ今作の主役だったということで前情報を何も仕入れずに観に行ったぼくとしてはこれはかなりのサプライズ。

トゥーフェイスことハービー・デントは最初はバットマンの味方としてゴッサムシティを守る正義の地方検事という劇中の言葉を借りれば“光の騎士”だったのですが、あるきっかけでジョーカーに惑わされ悪の道へ落ちコイントスの結果で“公平に”人を殺すという2つの顔のモンスターになってしまいます。ここで面白いなと思ったのが、ハービー・デント/トゥーフェイスがそれぞれバットマンとジョーカーのヒーロー&悪役としての役柄の別の形を補完しているという点で、バットマンがアンチヒーローとしての存在であるならばデントは法にのっとり悪を倒すまっとうなヒーローであるわけですし、ジョーカーが同情のしようのない絶対悪であるのに対してトゥーフェイスは自らの復讐のために人を殺す哀れな悪人と見ることもできます。そんなタイプの違う3人に加えて一般人の中のヒーロー、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)もゴッサムシティを表で支えるサブキャラクターとして大活躍していました。

そんなわけで、実は今回「バットマン vs ジョーカー」というもっと単純な対決の構図を目当てに観に行ってしまったぼくとしてはちょっと物足らなかった、というか話が思ったより広がりすぎて迷ったと言わざるを得ないのですが、バットマンというアメコミ作品の域を超えたすごくいい映画だと思います。ちょうど撮影後にヒース・レジャーが亡くなったということで彼の遺作として注目されて大々的に宣伝されてしまったのが今回ぼくが内容を微妙に履き違えた理由でもあって、アーロン・エッカートとか映画に出てきたのを見るまで全然出演していることを知りませんでした。そのあたりをもっと知っていれば面食らわずに済んだかもしれませんね。

| TV・映画・音楽 | 19:11 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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夏のホラーレビュー#2『ワン・ミス・コール』

http://www.one-missed-call.jp/
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こんなこと言うのもなんですが、これはひどい。もうね、何かがいきなりババーンと出てきて観客がキャーみたいな驚かせ方が最後まで続くんですよ。ほんとにそれだけ。

日本の学生みたいな携帯電話への依存のしかたをしているようには思えないアメリカが舞台という時点でこの映画の恐さがいまいち本領発揮されてないという気もしますし、とりあえずCGでグロいモンスター的なものを出しとけっていうハリウッドのホラー感がジャパニーズホラーとは相容れないものの様な気もしますが、これ監督はフランス人なんですね。わけが分かりません。定期的に心臓にショックを与えるようなことしか出来ないのでは面白い映画とは言えません。同じくフランス出身で『サイレント・ヒル』を撮ったクリストフ・ガンズ監督を見習ってください。あれこそ素晴らしきホラー。

唯一評価したいのは個人的にはキャスティング。っていうか観に行った動機はシャニン・ソサモンが出てたからっていうただそれだけなんですが、映画のラスボス的なアレの役が最近よく見る子役アリエル・ウィンターちゃんで、『スピード・レーサー』に引き続きまたこいつか!って思いました。いろいろ出てるんですね。

| TV・映画・音楽 | 04:44 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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夏のホラーレビュー#1『ひぐらしのなく頃に』

http://www.higurashi-movie.com/
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原作は言わずと知れた人気ゲームソフト『ひぐらしのなく頃に』ですが、この劇場版のストーリーは原作の「鬼隠し編」をベースにして「綿流し編」の要素も少し加えて再構成されたものです。ほぼ「鬼隠し編」の内容をそのままなぞってうまく100分におさめたという感じです。シナリオに関してはまあこんなものかなと、可もなく不可もなくいいんじゃないのと思いました。この映画で示された情報だけですべての謎を推理できる人がいるかどうかは限りなく怪しいですが、あくまでも原作を知っている人向けだと割り切るか、あるいはこれを見て原作を読んでみようと思う人が出てくればそれで成功じゃないでしょうかね。

この作品の原作の特徴としては、ほのぼのとした日常描写が延々と続く物語前半と、一転してオカルト的なホラー展開へなだれ込む後半のギャップというものがあります。でも、この映画だと最初からいかにもホラーですよっていう雰囲気がすごくあって、突然豹変して見える村や友人たちっていう恐さはあまりなかったのがちょっと残念でした。それから1編を読み終わるのに何時間もかかる原作と違って映画は尺が短いので、徐々に追いつめられていく圭一の恐怖のようなものがうまく表現されずに展開が早すぎたような気がします。さらに、初見の人は一切気付かずに終わるであろう詩音の登場や、こっそり出てきたL3の文字など、原作を読んで知っていると「おおっ」と思う部分もあるのですがそれは結局全部「知らない人は気付かずにおわるんだろうな…残念だなぁ」というところなので、この映画1本だけ見た人は「よく分からなかったけどなんか恐かったね」っていう感想しか出てこないんじゃないでしょうか。

最後に、気になったところをいくつか挙げておくと、一番の見所でもあるレナの「嘘だッ!!」の演出なんかはよくやったって思います。あのシーンだけもう一回見たいって思いましたから。さすがに実写で梨花ちゃんの「にぱー☆」とか沙都子のお嬢様口調は違和感がありすぎると思うので入れなかったのは正解ですが、レナの語尾を二回繰り返す「〜かな、かな?」は健在でした。後になって思ったんですが「カナカナ」ってひぐらしの鳴き声ですよね。それからセリフといえば、主役3人の滑舌の悪さが目に余ります。何て言っているのか分からない単語がたくさんあって、もうちょっといい俳優使ってくれよって思いました。

結論。
原作を知っている人は出来に関して細かいところでいろいろ文句をつけたくなるにしてもそれなりに楽しめると思います。シリーズ初見の人はわけが分からないと思うので原作(ゲームorアニメor漫画)を読む気があるのであればおすすめ。

| TV・映画・音楽 | 15:35 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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シャイアの今後に期待

■インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
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インディ・ジョーンズの映画は実はこれが観るのは初めてなんですが、すごく面白いじゃないですか。つっこみどころ満載で。ヘビありサソリあり軍隊アリありカーチェイスあり、もうこれぞ冒険物の王道って感じで単純に楽しめました。古代の遺跡と宇宙人はロマンの塊ですよ。ロシアなまりでしゃべるケイト・ブランシェットもすごくカッコよかったです。

今回一番注目してい観ていたのがジョーンズ先生の息子役のシャイア・ラブーフの扱いなのですが、次期主人公としての顔見せなのかなあというのが感じられました。名前も親父さんと同じという設定ですし、ハリソン・フォードが引退するときにそのままのタイトルで続けるための布石なのかなと思いました。インディ・ジョーンズといえばいつでも手放さない帽子がトレードマークですが、息子のほうはいつでもクシを取り出して髪をとかすという癖があって、そのあたりの特徴付けもそれっぽいですしね。

ただ、シャイアはこの映画で主役をはるにはちょっと頼りなさ過ぎるというか、彼が『トランスフォーマー』で主役がやれたのはあくまでもロボットたちが主役で人間は出しゃばりすぎないようにというスピルバーグの考えがあったからでもあるわけで、どちらかというとヘタレ主人公役が一番似合う若手俳優だと思うんですよ。今回の映画でもやっぱりまだまだハリソン・フォードの存在感に圧倒されてしまって、活躍はしてましたけれどもあんまり存在感はなかったかなあと感じます。ラストシーンでも「まだまだ主役は譲らんよ」とでも言いたげなあの帽子の演出がありましたし、なんだったらしばらくこのままインディ親子のコンビでシリーズを続けて行ったら面白いんじゃないでしょうかね。シャイアもそのうち頼りがいのある冒険野郎になれるかもしれません。

| TV・映画・音楽 | 08:54 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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JUNO / ジュノ

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監督が『サンキュー・スモーキング』のジェイソン・ライトマンっていう時点でちょっと変わった映画になるだろうなと思っていたら、やっぱり映画自体も主人公のジュノみたいに普通じゃない作品になりました。

アカデミー賞では作品賞は逃したものの、みごと脚本賞を受賞し、重めの作品が多かった他のノミネート作の中でも異彩を放っていた本作ですが、全く同じ状況だった去年のアカデミー賞での『リトル・ミス・サンシャイン』を思い出します。『リトル・ミス・サンシャイン』も作品賞を逃して脚本賞を受賞し、小粒ながらも粋な良作という点で『ジュノ』と共通点は多いような気がします。

高校生で妊娠とか重いテーマを扱っているんですが、けっきょくの所とことんコメディです。何だかんだあったけれども最後は生んで自分で育てることに決めるとかそんな涙を誘うありがちなオチには決してならないので、予告編やら何やらでぱっと見て避けてしまった映画好きの人にこそ見てもらいたい作品です。音楽・映画好きなら「おおっ」と思うミュージシャンや映画タイトルがぽんぽん飛び出すエスプリの効いた会話に、ハンバーガー電話など粋な小道具の数々、手書き風アニメーションを使ったオープニングクレジットなど、こういう部分こそ監督がこの作品で見せたかったところなんじゃないかと思いました。確か脚本家が昔ストリッパーなんかもやっていたという変わった経歴の持ち主の女性で、本作品で一気に売れっ子になったとか。この映画では偉そうに人生を若者に語る大人もいませんし、ジュノ自身も自分たちの未来に対するなにか特別なビジョンを持っているわけでもありません。暑苦しい青春映画でもありませんし、ひとつの道徳観念を押し付けるような映画でもありません。おそらくこの映画を好きになる人っていうのは「あそこであのミュージシャン名が出てきたのが良かった」とか「やっぱホラー映画といえばダリオ・アルジェントだよね」とかそんな感想でいっぱいになるんだと思いますよ。そういう細かい部分にばかり目がいってしまったらこの映画の本質を見逃してしまうのかもしれませんが、でもやっぱりぼくにとっても面白かったのはそういう細かいセリフとか音楽とかハンバーガー電話だったりするんですよね。そんな映画です。

| TV・映画・音楽 | 22:09 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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押井守『GHOST IN THE SHELL』のリニューアル版が7月から公開に

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例えば最後のバトーのセーフハウスのシーンで子供型の義体に入った素子に遠くからだんだんカメラが近づいてアップにするところとか、街の中の背景と手前に写る人物の遠近感の出しかたとか、セル画であそこまでリアルな場面をつくることができたっていうのは今この映画を見ても驚かされる部分ですし、わざわざ最新のCG技術でリメイクなんてしなくてもいいと思うんですけれども、まあ楽しみと言っちゃあ楽しみです。でもやっぱりセル画だからこその凄さっていうのはあの映画の見所のひとつだったと思いますし、CGなんて使ったら逆に新鮮味のない映像になりそうで…。サウンド面も一新するというのは面白そうですが、「人形使い」の声優が変わるっていうのはちょっとどうかと。榊原良子さんになるらしいですけれども、男性の声だったのが女性の声に変わるってことはシナリオの解釈も含めてだいぶ映画全体の印象が変わるような気がするんですよね。

ともかく何にしても、攻殻機動隊の映像化作品としてはこの『GHOST IN THE SHELL』が一番好きなので、また新しくなって見られるっていうのは素直に嬉しいです、

| TV・映画・音楽 | 23:01 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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『アフタースクール』

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この映画に関しては内容を喋った時点で終わりなのでネタバレ0で『アフタースクール』、レビューします。とかそんなことを言った時点である意味何かあるよっていうネタバレですけれどもそれくらいは致し方ないよね。

内田けんじ監督はやっぱり期待を裏切らない作品を撮ってくれました。前作『運命じゃない人』に続いて相変わらずトリッキーな脚本でした。キャストが前作に比べてかなり知名度も高い人たちばかりになったので雰囲気は微妙に変わったような気がしますが、それでも個性的な役者ばかり揃っているので、前作のインディーズっぽいノリが好きでしたがこれはこれでなかなか悪くはないと思いました。

ただやっぱりどうしても『運命じゃない人』を先に観ていると、最初に観た衝撃がある分あちらのほうが面白かったなあと感じるところはあります。前作と今作はどちらも観客を騙すような脚本ではあるものの扱っている内容というのは全然違うように感じて、『運命じゃない人』のほうは観たのがだいぶ前なので実はもう細かい内容は覚えてないんですけれども、あれはちょっといつもと違う日常の不思議な一夜の出来事をそこに登場する直接あるいは間接的に関係がある複数の人物の視点から描いて同じ時間帯の様々な側面が見えてくるっていう脚本だったのに対して、今作『アフタースクール』はひとつの大きな事件があってその時間軸上で直接事件に関係する重要な部分をあえて隠して伏線だけを追いつつ最後のネタばらしまで持っていくという、どちらかというと騙そう騙そうという意図が見え見えの作品でした。なので、今作の場合この物語における登場人物それぞれの役割がはっきり見えてきた時点でストーリーにそれ以上のどんでん返しもなくあとは見せていなかった部分のネタばらしだけっていう感じだったので、後半に期待していたほど驚きがなかったというのがぼくの感想です。それでも似たようで全然違う前作と無理やり比べたらっていう話で、はるかに良作っていうレベルを超える作品だったと思います。

これでうまく言えてるのかどうか自信はありませんが、『運命じゃない人』は登場人物それぞれが物語全体を把握しないままシナリオが進んでいるのを彼らが見えていない部分を知っている観客が見て楽しむ映画で、『アフタースクール』はそれぞれの登場人物は自分たちの持っている役割とシナリオを把握しているのにその大事なところを隠されつつ部分的に見せられて一体これはどうなってるんだと不思議がる観客っていう真逆の映画だったんじゃないでしょうか。どちらもそれぞれ違って面白いので、どちらか片方を見て気に入ったならば両方見てみることをお勧めします。

| TV・映画・音楽 | 18:36 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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70年代ロック46分勝負

ぼくのバイト先のバーでのイベントなんですが、音楽祭と称して毎月テーマを決めてオムニバスを作って聴き比べるという勝負が繰り広げられていまして、意外とこれが大きなイベントになってきて本当に音楽好きな人たちが集まって全力でガチ勝負っていう非常に楽しくも大変なイベントです。これまで「HR・HM」「パンク」「80年代」っていうテーマでやってきて、今月は「70年代」。最初は軽い気持ちで選曲はどうしようかとのんきに考えていたら、今大学での研究とか全てのことを押しやって優先してしまっているのがこのイベントで、この際本気で勝ちに行くつもりになってきました。きちんと録音したかったのでラジカセは昨夜突発的にAmazonで買ってしまったというね、もうこのイベントのためだけに環境整えました(使用メディアは基本的に46分テープ)。

そもそもなぜここまで今月の勝負に入れ込んだかと言うと再来月のテーマ「2000年代」があったからで、これはぼく自身が提案したテーマでもあって正直優勝以外は考えたくないくらい頑張りたいんですが、参加者がぼくより一回りも二回りも年上の人たちばかりで2000年代は苦手の様子だったのにそれでも参加しようとしてくれているので、「みんなが2000年代やるんならぼくも完全アウェーの70年代勝負に出るのが道理ですよね」っていうただそれだけの気持ちでそもそも勝つ気はあまりなかったんですが、ここまできたら勝たないと面白くないよねと思い始めて今に至ります。

カセットテープなんて扱ったのは初めてだったのですが、CDで作るのと違ってA面B面があって曲の順番は考える部分が多いのが楽しいですね。今月末はこの曲リストで行こうと思います。70年代はそもそも知っている曲数自体が他の参加者に比べて桁違いに少ないので結局有名曲ばかりになりますが自分の好きな70年代ロックを詰め込みました。実はほとんどはぼくが好きないくつかの映画のサントラに使われた曲です。特にキャメロン・クロウの影響が大きいかな。01.は『スクール・オブ・ロック』、03.は『ダージリン急行』、04.05.06.08.はキャメロン・クロウ監督で『あの頃ペニー・レイント』と『バニラ・スカイ』、09.は『ガーデン・ステート』、10.はもちろん『ロスト・イン・トランスレーション』から。はたして今月末、どうなることやら…

A面
01. AC/DC - It's a Long Way to the Top (If You Wanna Rock 'n' Roll)
02. John Lennon - Whatever Gets You Thru The Night
03. The Kinks - This Time Tomorrow
04. Elton John - Mona Lisas and Mad Hatters
05. Led Zeppelin - Tangerine
B面
06. The Who - Sparks
07. Lynyrd Skynyrd - Sweet Home Alabama
08. Peter Gabriel - Solsbury Hill
09. Simon & Garfunkel - The Only Living Boy In New York
10. はっぴいえんど - 風をあつめて

| TV・映画・音楽 | 03:15 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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最高の人生の見つけ方 "The Bucket List"

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脚本はもうハリウッドお得意のよくあるものって感じでベタな内容ですけれども、意外と楽しんで見れてしまって、こういう映画もたまにはいいなあと思いました。

偶然同じ病室に居合わせて余命が長くても1年と宣告されてしまった2人の老人が死ぬまでにやっておきたいことのリストを作って旅に出るという話なんですが、まあこんなものかと思って見ていたら不覚にも心を動かされてしまいました。リストの中で一番印象に残っているのが「世界一の美女にキスをする」で、素直に奥さんとか娘とかそういうことになるのかと思っていたらちょっとあれは予想外でした。まずそこで1回泣いた。結局家族がどうとかそんな話にはなるんですけれども、最後までこの映画の主役は血縁的にはなんら関係のない男3人であって、あくまでもやりたいことリストは男たちの中だけで完結したわけです。最初は2人でリストを埋めて行き、どちらかが倒れ、残ったひとりが後を引き継ぎ、そしてさらにやりたい放題なオヤジ2人に健気に付いて行った名前すらまともに呼んでもらえない秘書のマシューだかトムだかフィルが2人の死後、リストの最後のひとつを達成するっていうね、もうそのラストの展開は分かっちゃいるけど感動してしまうんですよ。

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あらためて見る『銀狼怪奇ファイル』

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昔セーターを脱ぐときこのドラマを思い出して恐くなったことがあるみなさんこんばんは。

突然見たくなって全話見直してしまったんですが、やっぱり今見ても面白いドラマですねえ。何がいいかってリアリティと非リアリティの混在で、劇中で使われたトリックは理論的には可能なもので実際に環境条件さえ整えてしまえば現実的にあり得ない話ではないような気がするわけです。例えば人体発火にしても、銀狼が推理したように高酸素濃度であったりリン(P)であったり静電気といった条件が整えば実際できなくもないような感じもします。そこから屋外ではこのトリックが使えないと考えた銀狼ですが、その後なぜか不可能であるはずの屋外で人体発火が起きてしまいます。犯人がそこで何を使ったかというと、ここからメチャクチャな話になっていくわけですが、特定の標的をピンポイントで発火させるようなマイクロ波を照射する銃なんてものの登場です。毎回登場するびっくりどっきりメカや「ねーよwww」ってう突っ込みどころ満載のトリック、そんな無茶な展開を楽しめるかどうかは人それぞれですが、そういったぶっ飛んだ設定が混ざっていることで面白さがグッと増しているんですよ。中途半端に現実的にするよりはこれくらいやってくれるとある意味すがすがしいです。

今のテレビでは絶対に自主規制してしまって出来ないような殺人描写がたくさん出てくるのも見所で、首は飛ぶわ発火するわミイラになるわ、今思えばよくやったなあって感じです。ヒロインが主人公の姉っていうのも珍しいですね。この『銀狼』といい、その前にやっていた堂本版『金田一』といい、あの頃は面白いドラマが多かったなあと懐かしくなってしまいました。これはDVDが出てたら欲しいくらいなんですけれども大人の事情で今のところビデオをレンタルするくらいしかないので残念です。

| TV・映画・音楽 | 02:33 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

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リジーの台詞を借りれば、“道を渡るのに遠い「回り道」をした2人”というのがこの映画に登場する3組の人物に共通することでしょうか。それはカフェで出会った男女であったり、仲違いした夫婦であったり、逃げ出した娘とその父親であったり。すぐ近くにいるのに心の距離を置いて離れ離れになってしまった2人、そんな3つのストーリーをN.Y.、メンフィス、ラスベガスとまさにアメリカを横断する旅に出たリジー(ノラ・ジョーンズ)の視点を通して描いた作品です。ウォン・カーウァイ監督の作品は初めて見たんですけれども、まず常にネオンサインに照らされているかのような原色をふんだんに使った眩しくて幻想的ですらある映像に心を奪われました。そのあたりは何となく中国出身の監督らしいなと感じます。

それともうひとつ、映像的にも心惹かれるものがありましたが、ぼくにとって一番気に入った要素が「声」で、ノラ・ジョーンズ、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンという3人の主演女優の声がこれ以上ないくらい僕が好きなタイプの声なんです。耳心地が良いというか、いい意味で耳レイプ。そんな女性陣に加えてジュード・ローのイギリスなまりの英語(何だかこの言い方には違和感があるんですけれども。何て言ったらいいんだろう)がカッコよくて、もう音だけでおなかいっぱいです。ハスキーボイス&イギリス英語フェチという人には最高ですよ。それから全体的に甘ったるくなりがちな雰囲気をピシッと締めるようなデイヴィッド・ストラザーンの渋い演技の存在も大きくて、彼がいなかったら雰囲気だけのオシャレ映画に成り下がっていたような気がします。はっきり言ってストーリーとかは大したことないと思うんですが、個性的な映像、そしてぼくにとってパーフェクトなキャスティング(声的な意味で)、この2つに尽きる映画でした。

| TV・映画・音楽 | 16:57 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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『エリザベス:ゴールデン・エイジ』

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世界史はまったくと言っていいほど勉強していなかったので歴史考証がどうこうと言える立場じゃありませんけれども、史実として見なくても非常に楽しめた映画でした。ケイト・ブランシェットのカッコよさが異常。物語終盤の女王自ら甲冑を纏って白馬に跨がる姿は神々しいとしか言いようがない美しさで、これなら英国のために戦えるって思いました。甲冑のシーンから一転して最後に赤ちゃんを抱くシーンでは一気に雰囲気が変わって母親の顔になってるって思えたのがすごかったです。途中で挿入されてた若い頃のエリザベスの映像はそのまま前作の映像を使い回してたのでしょうか。前作を観た人には嬉しい演出かもしれません。ただ、相変わらず字幕のなっち節は健在で妙な言い回しの訳が気になって仕方がなかったのと、どの作品かはあえて言いませんけれども初めて観た彼の出演作のせいでクライヴ・オーウェンはぼくにとってダメ人間の代表みたいなものなのでその印象が離れなかったというのが最後まで頭に残っていた部分でした。

| TV・映画・音楽 | 01:43 | コメント(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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今日観てきた映画

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
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モリーって言う名前を聞くとどうしても黒髪ベリーショートで埋め込み式ミラーグラスをかけた黒レザースーツのお姉さんを想像するんですけれども、やっぱりモリィを実写にするならキャリー=アン・モスかなあとかそんなことを考えてしまいます。まあそんなニューロマンサートークは置いといて本題の『マゴリアムおじさん』ですが、素材はいいのに色々と残念な感じの映画でした。最初の予告編でダニー・エルフマンの曲が流れたときに「おおっ!」と思ってティム・バートン的なファンタジー映画を期待してしまったので、大きく期待外れとなってしまいました。言っちゃ悪いですけれど陳腐というか、子供だましのファンタジーという印象が拭えなかったです。ナタリー・ポートマンのファンとしての義務感にかられて観に行きましたが、ペタっとしたショートカットがすごく可愛らしかったのは唯一の救い。

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ウディ・アレンの『タロットカード殺人事件 ("Scoop")』を観てきたよ

http://www.wisepolicy.com/scoop/

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ウディ・アレンが最近ロンドンを舞台にスカーレット・ヨハンソン主演で立て続けに2本も撮って、なんでいつものニューヨークじゃないんだと思っていたら、すべてはこの映画のラストのための前ふりだったのかもしれません、たぶん。殺人事件と邦題には付いていますけれど、ミステリーとしてはまったくたいしたことがないので、そのへんには期待せずにいつも通り挙動不審な監督とひねくれたジョークを楽しむ映画です。今回はアメリカじゃなくてイギリスが舞台というところが最後のオチにじわじわ効いてきます。唖然ですよもう。車線の左右には気をつけましょうね。

正直スカーレット・ヨハンソンは全然好きなタイプじゃなくて、なんでアメリカ人はああいうのが好きなのかしらねと不思議に思っていたんですけれどもこの映画で化けました。メガネとかそういう問題じゃなくて、なんかもう、全体的にいい。ちょっとひねくれたウディ・アレンだからこそ彼女をああいう風に撮れたのかもしれません。アレンが撮ったスカーレット・ヨハンソンはすごく好きになりました。

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『ゾンビーノ (原題 : "Fido")』

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カナダの映画です。だから何だっていうわけじゃありませんけれども。ゾンビをペットのようにどの家でも飼っていて、12歳未満は銃を所持することが違法(つまり逆に言えば12歳以上ならば銃が持てる)というものすごい世界が舞台です。まるで『ショーン・オブ・ザ・デッド』の後日談みたいですね。ストーリーは非常に悪趣味というか素直に笑っていいものかどうか困る作品ですが、『シザーハンズ』を思い起こさせるようなパステルカラーの街並みや、古い映画っぽいレトロな音楽など、奇妙な感じでとても面白かったです。グロさとほのぼの感が入り交じって中途半端な感じは否めませんが、ゾンビ映画としてはまあ及第点かなって感じです。

ゾンビものだからっていう理由もありましたけれどもほとんどキャリー=アン・モスが出ているからっていうだけで観に行ったようなものなので、満足と言っちゃあ満足。野良ゾンビ相手にリボルバーで確実にヘッドショットを決める素敵なお母さん役がはまってます。『ディスタービア』のときもそうですが、最近はもうすっかり「マトリックスに出てた女の人とは言わせない」というくらい今までのイメージを変えた活躍ぶりで、トリニティ役の印象が薄れてきていい感じです。この調子で行けばこれから面白い女優さんになるんじゃないでしょうか。

一番笑ったのがエンドクレジットでこっそり流れてきた一文、「No zombies were hurt in the making of this motion picture (この映画の撮影中にゾンビはいっさい傷つけていません)」でした。

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