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レビュー『ダンガンロンパ』

おもしろいものを作ってやるぞという作り手の意欲が伝わってくるものはやっぱりおもしろいんです。プレイ前の印象をすべてぶち壊して最後まで新たな驚きと興奮が持続する尖りに尖ったパンクなゲームで、グラスホッパーマニファクチュアじゃありませんがまさに"Punx not Dead"。これを遊んで、まだ日本のディベロッパーも捨てたもんじゃないねっていう気持ちになりました。PSP専用ソフト『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』のレビューです。

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と書き始めておいてなんなんですけれども、まずこちらのレビューを紹介します。

ゲームの評価ってなんだろう?――クリエイター魂が溢れ出る怪作「ダンガンロンパ」を遊びながら考えてみる (4Gamer.net)

改めて読んでみたら全部ここに言いたいことが書いてありました。これがまさに『ダンガンロンパ』を遊んだぼくの感想でした。まさにこれなんですよ。プレイヤーへ媚びることの一切ない詰め込まれたネタの数々。まとまるとは思えないあまりに強烈な個性を持ったそれらが奇跡としか言いようのないバランスでみごとに噛み合ってしまった奇跡のゲームです。褒めすぎかもしれませんがここまで作り手のパワーを感じる作品はここ最近国内のゲームであんまりなかったので本当に感激してしまいました。

ぼくが思うにだいたいのゲームは(ゲームに限らず何でもそうだと思いますが)以下の2つのパターンに分けられます。長所が短所を隠してしまうものと、短所のせいで長所が台無しになるものの2つです。『ダンガンロンパ』は間違いなく前者、けちを付けようと思えばいくらか出てきますけれどもそれがどうでもよくなるほどの魅力があるという部類です。

その魅力をまずひとつ挙げるとすれば、こういったキャラクターやシナリオ重視のゲームによくある「お前らこういうのが好きなんだろ?」っていうあざとらしさがまったく感じられないところです。要するにプレイヤーに対する媚びがない。それは「俺はこういうことがやりたいんだよ!」っていう制作者の意志がしっかりと反映されたものだからこそだと思います。実際キャラクターはそこまで突飛なものじゃないある意味テンプレ設定だしシナリオも目新しいものじゃありません。でも「はいはいまたこういうあれね」っていううんざりする気持ちをいい意味で裏切ってやろうという意地の悪さがそこかしこに見え隠れするあたりが憎いです。あまりに何の面白味もないテンプレキャラとお約束イベントだらけのキャラゲーだったらうんざりしてしまう自分にとっては遊んでいて楽しくてしょうがなかったです。

そしてもうひとつ魅力を挙げるとすればこのゲームに華を添えていたボイスアクターとBGM。どの声優さんも役柄にぴったり合っていて素晴らしい演技を見せてくれたと思います。なによりこのゲームのマスコットで悪役のモノクマに大山のぶ代さんを抜擢した人は天才だと思いましたね実際。遊んだ誰もがきっと最初は笑うと思うんですよ。聞き慣れたドラえもんの声が聞こえてきて。それがこのゲームをクリアした後は、大山のぶ代さんの声を聞くとドラえもんじゃなくてモノクマを思い浮かべてしまうはずです。それくらいこの人選は完璧でした。可愛らしさと狂気が混在するこのキャラクターだからこそドラえもんの声がしっくりきちゃうんですよね。そしてBGMはコンポーザーの高田雅史さんが素晴らしい楽曲を提供してくれました。個人的にポイントが高かったのは高田さんとあと1曲だけギタリストとして保本真吾さんという方が参加しているのですが、この2人のコンビは『花と太陽と雨と』というゲーム以来だったと思うのであのゲームのサントラが大好きだった自分としてはちょっと感激。「BOX16」、素晴らしかったです。

面白かったところを数え上げればキリがないのですが、とにかく楽しませてやろうっていう作り手の気持ちが伝わってくる作品、そんな印象を全体を通して受けた良いゲームでした。ほんと面白いですし泣きたくなるような展開もあり続きが気になって一気に最後まで遊んでしまい、これはやってよかったなあと思えた数少ないゲームのひとつになりました。テキストの表示も読み飛ばしたいときはぽんぽんスキップしていける快適な速さですし、ロード時間もほとんど気になりません。惜しむらくはちょっと面倒な一部の推理システムだったり、簡単になりすぎるヒントの出し方だったり、そういう点はなきにしもあらずですが、最初に言った通りそれらの不満点を帳消しにしても有り余る面白さがこのゲームにはあると断言できるのです。

| Game | 14:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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