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『エターナルダークネス』発売4周年記念レコメンド

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何故いまさら『エタダク』なのか。それは今度の10月25日で発売4周年を迎えるからです。5周年のほうがきりがいいじゃないかって?Wii発売前にちょっとでもゲームキューブを盛り上げておきたいという親心です。このゲームはぼくがいまだに何度も遊ぶGC最高傑作トップ3のうちの一作で、以前その3作のうちの1作『キラー7』を発売一周年にかこつけて紹介しました。今度は『エタダク』です。冬になったら『1080°』を紹介する予定なのでヨロシク。それでは、本題に入りましょうか。

【基本情報】

タイトル:『エターナルダークネス 招かれた13人』
発売日:2002年10月25日
ハード:ニンテンドーゲームキューブ
ジャンル:サイコアドベンチャー
プレイ人数:1人
開発:シリコンナイツ (カナダ)
発売:任天堂

【非・洋ゲー臭】

海外メーカーによるゲームソフトというとアクションの難易度が高かったりインターフェースが分かりにくかったりというイメージですが、それがまったくないというのは任天堂と一緒に作ったおかげでしょう。(自分で縛りを作らなければ)ヌルイと言ってもいいくらいの難易度に加えて、どこでもセーブできたり、アイテムを手に入れたりスペル(魔法)を覚えたり何か新しいことができるようになるたびにいちいちメニュー画面が開いて「このボタンでこれがこう使えますよ」という説明がしつこいくらい入ります。操作性も非常に良く、こういったタイプのゲームにありがちなラジコン操作(いわゆる『バイオハザード』方式)ではありませんし、ある程度固定されていますが気持ち悪いくらいヌルヌル動くカメラによる視点(これはシリコンナイツが得意とする部分です)や、スペルを5つのボタンに自由に振り分けられる「クイックスペル」などプレイしやすいように配慮されています。洋ゲーの雰囲気は好きだけれど難しいし分かりにくいから苦手だという方はぜひプレイしていただきたい。

【凝りに凝った舞台美術】

キャラクターのモデリングはちょっと角張っているしリアルじゃないと思われるかもしれませんが、おそらく最も力を入れて作られたのが建物や置いてある小物など背景の部分です。例えば不気味な雰囲気をかもし出す遺跡の壁、教会のステンドグラス、揺らめく炎、窓からこぼれる夕日、屋敷に飾ってある絵画の数々、果ては時代によって形が異なるトイレまで驚くほどよくできています。そしてゲームとは一切関係ないそれらを調べたときのテキストまでいちいち用意されているという凝りようで、とにかくこのゲームで頑張ったのは美術さんとテキストライターさんです。ちょっとほこりっぽい空気につつまれた大きな屋敷の一部屋で夕日の差す窓辺に立つというシチュエーションがこれ以上ないくらいリアルに感じ取れます。お見事。

【サニティシステム】

取扱説明書曰く『※音量が変わったり、映像がゆがんだり、無関係なノイズが入っても、ゲームの不具合ではありません』。敵に会うたびにプレイヤーキャラクターの正気度が下がっていき、徐々に幻覚を見始めるというしくみです。画面を虫が這い回るとか女の人の泣き声が聞こえてくるとか変なお経が聞こえてくるとかは序の口で、コントローラの上下左右の操作が逆になったりセーブデータが全て消えたりエラーが起きてフリーズしたり体中のパーツが徐々にもげたりします。あまりしゃべってしまうと面白みがなくなるのでこのあたりでやめましょうか。これがなければこのゲームは成り立たないくらい重要なシステムであるのにもかかわらず、しかしこの斬新な試みはゲームソフトとして過去に類を見なかったものである(たぶん)ことも災いしたのか、まだこれでも未完成という気がします。サニティが0に近づくほど強い幻覚が現れるのですが、0になると体力が減っていきゲームオーバーになってしまいます。この現在のシステムだとサニティが低いままでプレイするとゲーム自体を続けることが難しくなってくるのでつい魔法で回復させてしまい、せっかくの幻覚をたっぷり楽しめないまま終わってしまうという人が多くなるのです。とある条件を満たすと無敵モードでプレイできるのですが、このときにサニティも下がらないようになっていたのが非常に惜しいことです。ぼくがこのゲームで不満なところはただひとつ、サニティだけは下がる無敵モードがなかったこと。もし続編が作られることがあるのならば、サニティ0でも体力は減らないというシステムに変更することは必須事項です。あるいは少しサニティが下がっただけでも色々な幻覚が現れるようにするべきです。それがこのゲームの一番面白いところなのですから。

【遊びやすいボリュームと12の章】

生まれた時代も場所も異なる12人の主人公を操り、それぞれの時代で遥か昔から続く永遠の闇との戦いを追体験していきます。ほとんどの話が悲惨な結末で終わる一話一話のボリュームはそれほど大きくないので、例えば1日1話ずつとか少しずつ本を読み進めるようにプレイしていくことができます。これは人によっては苦痛以外の何者でもないのですが、プレイし尽くすためには最終的に3回クリアする必要があります。3周することはその行為自体にシナリオと密接な関わりがあり、それを全て終えたときに何故主人公は12人なのにタイトルは「招かれた13人」なのか知ることになるでしょう。

【剣は銃よりも強し】

こういったゲームの場合、特に『バイオハザード』なんかはそうですけれど、強い敵には銃を使いたくなるところですが撃ちまくっていると銃弾がなくなりますよね。このゲームではそんなことがありません。剣などを振り回していればぶっちゃけ銃なんて使わずにクリアできます。むしろ剣が使い易すぎます。そのあたりも難易度が低いと言われる所以なのですが、弾がもったいないからあまり使わないで行こうなどと思っていると本当に銃は使わずに終わってしまいます。ちょっと強そうなやつには銃を使ってサクっと行こうかな、と思うくらいでちょうどいい感じだと思います。銃器の種類も豊富で、ボウガンやらフリントロック・ピストルやら時代によって様々な銃が登場するので使わないのはもったいない。リロードの動作まで細かく作り込まれているところにも注目。変なところを凝って作りすぎです。

【まとめ】

ジャンルはサイコアドベンチャーですが、こういったサイコホラーものが嫌いでなければプレイする価値はありあまるほどあるといって差し支えないでしょう。クセが強すぎてほんの一部の熱狂的なマニアにしか受けない作品になりかねなかった本作を、シナリオやシステムはそのままに難易度やインターフェース面で幅広い層のゲーマーに受け入れられるようチューニングをしていった(であろう)任天堂の手腕が光る良作です。この秋の夜長に、今なら新品でさえ500円でお釣りがくる『エターナルダークネス』、ごゆっくりとお楽しみください。あ、それから最後に、なんだかごく一部の方々に非常に人気のある任天堂の虫クイーンこと白川真理さんもスペシャルサンクスとしてクレジットされているということも書き記しておきます。ファンの人は、買いなさい。

【リンク】
『エターナルダークネス』任天堂公式サイト
開発スタッフインタビュー
■考察サイトbeyond the veil -eternal darkness- (より深みにはまりたい方へ)

【おまけ】
『Too Human』キーパーソンインタビュー (ファミ通.COM)

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