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「マイノリティ・リポート」読了

読み終わりました。さすがに短編だったので1時間もかからずに一気に読めます。ぼくとしてはこれは原作のほうが圧倒的に面白い。今原作を読んだ上で映画のほうを考えてみると、まったく別物です。両方のエンディングを比較してみれば分かりますが、まったく正反対、というか読者・視聴者に伝えたいことが別物です。スピルバーグはこの小説を読んでディックの何を理解したのでしょうか。面白くないとは言いませんが、原作をここまで変えるのであればタイトルを「ブレードランナー」くらい違うものにしてあくまでもディックの小説は“原案”くらいにしておくべきだったのではないでしょうか。

どちらかというと映画では、殺人をするという自分の未来を知ってしまったアンダートンがそれを阻止しようと、あるいは真犯人を見つけようとするサスペンス的な要素が前面に出すぎていて、タイトルにもなっているくらい肝心な未来のマイノリティとマジョリティについてはちょっと脚本の背後に隠れすぎたと感じました。

トム・クルーズ主演、スピルバーグ監督ということでどうしてもSFX、アクションメインのそれなりの娯楽大作になってしまうのは仕方がないと思いますが、もっとコアなSF、ディックファンも満足できるものにして欲しかったというのが正直なところです。変にギャグシーンを入れすぎだとも感じました。ああいうものはディック作品には似合わない。

ただ、いいところもたくさんあって、やっぱり未来都市の描写はなかなか面白かったです。手をあれこれ動かして操作するコンピュータとか、変なクルマとか、リアルなホログラムみたいなものを映し出すスクリーンとか。それから「ブレードランナー」でも思いましたけれど、どれだけ科学技術が進歩したところで雨が降れば人はけっきょく傘をさすんですよ。2054年になっても雨には傘しか対抗手段がないというアナクロさがまた何ともワクワクするじゃありませんか。

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