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『道 (La Strada)』

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ぼくの好きな漫画に『王ドロボウJING』という作品があるのですが、その一編にアマルコルドとタイトルの付いた話があって、それがフェリーニ監督の映画『アマルコルド』に由来するということくらいしかフェデリコ・フェリーニに関する情報はぼくにはありませんでした。ぼくはそのアマルコルドという単語自体がすごく気に入っていて、いつか映画のほうも観てみようと思っていたところ、違う作品ですが同じフェリーニ監督の『道』が今日1日限定で上映されるということでこんな機会はあまりないでしょうからせっかくなので観に行ってきました。幼い少女に見えたかと思ったら突然ものすごく年齢を感じさせる雰囲気を発したりするジュリエッタ・マシーナの年齢不祥な可愛らしさが印象的でした。

映画に限らず音楽でもゲームソフトでも同じことなんですけれど、リアルタイムに体験することがどれだけ貴重なことかということは言うまでもないことです。例えばぼくはキャメロン・クロウの影響でLed Zeppelin、Elton John、Lynyrd Skynyrdなど60~80年代のロックが大好きですけれども、当時実際にその時代を生きた人たちの後を追っているに過ぎません。それはキャメロン・クロウにとっては全てリアルなものであってもぼくにとってはもはやクラシックな名作たちなのです。例えばぼくは『ゼルダ』をスーパーファミコンの頃から(ほぼ)リアルタイムにプレイし続けてきていますが、3D表現になった『時のオカリナ』からゼルダをプレイした人にとっては昔の2Dゼルダは古臭い感じがしてとっつきにくく感じるということが多いものです。

過去の名声にとらわれて、よく分からないけれどもみんなすごいって言ってるからすごいものなんだろうなという先入観がプラスされてしまったり、あるいは逆にその古臭さについていけないと思ってしまったりというそんなことはありますけれど、つまりそういったことで自分の評価に余計なEffectというか要因が影響してくることがぼくとしては我慢ならないわけで、だからこそリアルタイムの体験がぼくにとってうらやましくて仕方がないものなのです。

それでこの映画の話に戻りますが、ぼくがいつも行く映画館ではたまにこういう古い映画を1日だけ上映している日があって、今回はこのフェリーニ監督の『道』だったんですけれど、こういう古い映画を観て何よりも先にまず思うのが「あの頃の時代に実際に観たかった」ということなんですね。だからたとえいい映画だったとしても(実際すごくよかったんですが)、これだけ有名な作品だからすごくいいんだろうなっていう感覚が既にあったことが原因なんじゃないかということを棄却できないことが悔しい、そんな気持ちが心の片隅にあって素直に絶賛できないのです。現在のものから過去のものまで、誰が何と言おうとぼくにとってこれは素晴らしいと確信を持って言い切れる人物、作品は存在しますけれど、フェリーニ監督に関して言えばまだぼくが純粋に評価できるだけのピースは揃っていないなという感じです。しかし少なくともフェリーニは現時点では嫌いじゃない、むしろ好きだという気持ちなので、アマルコルドはもちろん他の作品も観ておきたいと思えただけでもいい収穫でした。

| TV・映画・音楽 | 01:38 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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