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『ローズ・イン・タイドランド "Tideland"』

http://www.rosein.jp/

今さらながら『タイドランド』のレビュー。あまりにもひどい国内盤DVDのせいで、いつもだったら絶対に発売日に即効で買っているところを我慢してレンタルでもう一回観てみました。DVDは特典がひどいだけで映画本編はそれだけで十分定価の価値はあると思うのでたぶん後で買いますけれど、廉価版出るかな。

結局この映画の何が素晴らしいかと言うと、すべては10歳の少女の視点で描かれた現実であり、しかしそれがとてつもなくファンタジックでグロテスクな世界を作り出しているという点にあります。見渡す限り黄金色の草原を海に見立てて泳ぎ回るジェライザ=ローズの狂気さえ感じられる純粋な優しさと強さと恐怖に満ちた、限りなくリアルでありながら観ている側には非現実な世界が、原作の雰囲気そのままにテリー・ギリアムによって完璧に再現されています。

2007032801.jpg

どう読んでもこれを映像化するならば監督はテリー・ギリアムでしかないだろうと思われる原作があって、それをテリー・ギリアムが実際に映画化してしまったのがまず第一の奇跡。そしてジェライザ=ローズを演じられるキャストが見つかったのが第二の奇跡。ジェライザ=ローズ役のジョデル・フェルランドは10歳にして女優でした。前にも言いましたけれどもほとんど彼女のおかげで成り立っている映画でしょうこれは。首だけのバービー人形を含めてある意味1人5役という偉業を成し遂げたジョデルのひとり芝居がひたすら続く前半部分、それまではジェライザ・ローズが声を出して芝居をしていたバービーたちが勝手に喋りだしたと思ったらデルとディキンズという2人の“タイドランド”の住人が登場しジェライザ=ローズの内的世界にもう1つの世界が交錯し始めた後半、このようなファンタジーだけれどファンタジーじゃないというすべてがあいまいな境界線の世界に生きる10歳の少女を演じきったジョデル・フェルランドに、ぼくは最大の賞賛を送りたいと思います。

| TV・映画・音楽 | 03:15 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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