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どっち付かずの『ヘイヴン』

2007070301.jpgヘイヴン -堕ちた楽園-
監: フランク・E・フラワーズ
出: オーランド・ブルーム、ビル・パクストン 他

犯罪と恋愛、交錯しつつ平行して進行するまったく別の2つのストーリー。同じ時間を別の視点から。時間が何度も前後し、どのシーンがいつ起こったのかを考えさせる構成。

実験的と言ったらいいのか、せっかくアイディアは面白いのに何でこうもつまらない作品になってしまったのかと残念です。はっきり言って面白くない。「このシーンはあの時のことだったのか」「これはここに繋がるのか」という部分でなるほどねと思うことはあっても、「で、それが何?」っていう感じでこういう時間を並び替える構成にした意味が分かりません。まったく別の話が微妙に関わり合っているのは分かるんですがそれが本当に微妙なところで、映画として盛り上がりに欠けるんですよ。監督自身が映画の舞台でもあるケイマン諸島出身だということを考えると結構細かい地元ネタとか何となくやりたかったことも分かるんですが、犯罪ものとしては地味すぎます。

ではもうひとつのストーリー、オーランド・ブルームが中心となる恋愛ドラマとしてはどうかと言うとこちらも中途半端。まずオーランドの登場が映画が始まって30分後というのは遅すぎます。主役だと思っていたのに最初にちらっと出て来たきりでいつまでたっても出てこないので、ぼくはそもそもオーランド・ブルーム主演ということで観ようと思ったわけですからこの扱いはいかがなものか。何かと下手くそな演技に文句を付けられることの多い彼ですが個人的には好きな俳優なので何だかちょっと肩すかしを食らった気分。さらにあのオーランドが顔に塩酸だか何だか酸的なものをかけられてひどい顔になってしまうというのがひとつの見所だったわけですが、いやあの崩れ方は全然マシじゃないですか。『バニラ・スカイ』で輪郭まで変えてがんばった割にはまだ全然崩し方が足りないと酷評されたトム・クルーズよりさらにマシですよ。

ということで映画の2つの軸が両方とも中途半端に終わってしまい、せっかく面白くなりそうな題材が非常にもったいない作品でした。これがFrank E. Flowers監督の初長編だそうですから、今後の作品に期待してみることにしましょう。ただ、これだけこき下ろしておいてなんですが犯罪編のラストで結構救われた感じはします。かなり序盤の「シーツを変えて」のセリフが実はこれまた微妙な伏線として生きていて、最後のお金の隠し場所が明らかになるまでのくだりでちょっとすっきりした気分になれてよかったです。でもやっぱり、微妙な作品であることは確か。結論としてはラブストーリーとオーリーいらない。犯罪編のほうだけしっかり作り込んで欲しいという感じです。

ちなみにHeaven(へヴン・天国)じゃなくてHaven(ヘイヴン・避難所)。

| TV・映画・音楽 | 15:05 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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