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『アフタースクール』

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この映画に関しては内容を喋った時点で終わりなのでネタバレ0で『アフタースクール』、レビューします。とかそんなことを言った時点である意味何かあるよっていうネタバレですけれどもそれくらいは致し方ないよね。

内田けんじ監督はやっぱり期待を裏切らない作品を撮ってくれました。前作『運命じゃない人』に続いて相変わらずトリッキーな脚本でした。キャストが前作に比べてかなり知名度も高い人たちばかりになったので雰囲気は微妙に変わったような気がしますが、それでも個性的な役者ばかり揃っているので、前作のインディーズっぽいノリが好きでしたがこれはこれでなかなか悪くはないと思いました。

ただやっぱりどうしても『運命じゃない人』を先に観ていると、最初に観た衝撃がある分あちらのほうが面白かったなあと感じるところはあります。前作と今作はどちらも観客を騙すような脚本ではあるものの扱っている内容というのは全然違うように感じて、『運命じゃない人』のほうは観たのがだいぶ前なので実はもう細かい内容は覚えてないんですけれども、あれはちょっといつもと違う日常の不思議な一夜の出来事をそこに登場する直接あるいは間接的に関係がある複数の人物の視点から描いて同じ時間帯の様々な側面が見えてくるっていう脚本だったのに対して、今作『アフタースクール』はひとつの大きな事件があってその時間軸上で直接事件に関係する重要な部分をあえて隠して伏線だけを追いつつ最後のネタばらしまで持っていくという、どちらかというと騙そう騙そうという意図が見え見えの作品でした。なので、今作の場合この物語における登場人物それぞれの役割がはっきり見えてきた時点でストーリーにそれ以上のどんでん返しもなくあとは見せていなかった部分のネタばらしだけっていう感じだったので、後半に期待していたほど驚きがなかったというのがぼくの感想です。それでも似たようで全然違う前作と無理やり比べたらっていう話で、はるかに良作っていうレベルを超える作品だったと思います。

これでうまく言えてるのかどうか自信はありませんが、『運命じゃない人』は登場人物それぞれが物語全体を把握しないままシナリオが進んでいるのを彼らが見えていない部分を知っている観客が見て楽しむ映画で、『アフタースクール』はそれぞれの登場人物は自分たちの持っている役割とシナリオを把握しているのにその大事なところを隠されつつ部分的に見せられて一体これはどうなってるんだと不思議がる観客っていう真逆の映画だったんじゃないでしょうか。どちらもそれぞれ違って面白いので、どちらか片方を見て気に入ったならば両方見てみることをお勧めします。

| TV・映画・音楽 | 18:36 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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