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『F.E.A.R.2: Project Origin』(Xbox360英語版)クリア後レビュー

ちょっと長いレビュー書きます。とりあえずシングルプレイはさくっとクリアして、最高難易度でクリアとマルチプレイ限定以外の実績は全取得しました。全体通しての感想としては思っていたほど恐くなかったというのと、FPSとしてはかなり簡単だったというあっさりした印象でした。しかし、その点を差し引いても十分面白いゲームだったと思います。1周10時間弱くらいなので最後まで緊張感を維持できる程よいボリュームでした。たぶん前作をやっている人にとっては1からあまり進化が見られず、恐怖の演出や賢い敵AIなどを生かしていない作りが不満点かもしれませんが、今作から初めてF.E.A.R.を遊んだぼくとしてはそれでもなかなか楽しめるものでした。ただそれでも不満点がないわけではなくて、ちょっとそれはないだろうという部分がちらほら見受けられました。

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(1) あんまり恐くない
これが一番拍子抜けしたところですね。前作をやっていないとは言ってもプレイ動画などはちょくちょく見ていたので、1でどれくらい恐い演出があったかっていうのは分かっていたつもりでしたが、ある程度恐さに慣れていたとはいえ2は全然でした。トイレとか梯子とか、いくらでも仕込む場所はあったにもかかわらず何もなく終わった所が多すぎます。何か出る所でも、画面が乱れて幻影みたいなのが突然現れてフッと消える演出ばかりで毎回毎回捻りがなさすぎます。トイレの個室をひとつひとつ開けて調べるたびに何か出るんじゃないかとビクビクしていたときが一番心臓に悪いという皮肉な結果に終わりました。しかも恐怖演出の要でありこのゲームのキーパーソンと言っても過言ではないパッケージにも大きく載っている幽霊少女アルマちゃんがけっこう可愛いのが問題で、むしろ出てきてくれたほうが嬉しいというか、全裸で抱きついてきたりするわけですから、いやそれ恐くないじゃん、と。むしろエロいわ。

(2) カバーポイントを作る意味がない
今作の大きな目玉として、その場に置いてある机やら棚やらソファーやらをゴロンと立てかけて、身を隠すためのカバーポイントにできるというのがあるのですが、正直これがまったく役に立ちません。ほとんどの場所では柱やら壁やら最初からいくらでも隠れる場所があるので、わざわざ部屋の真ん中まで行って机を転がす意味がありません。むしろ狙われて危ないです。この要素を生かすならば初期状態では隠れる場所がほとんどないようなフィールドでそういうカバーに使えるオブジェクトを適度に配置しておけばいいわけで、そうじゃなくてただ申し訳程度に置いてあるんですからまったく意味が分かりません。実績で50ヶ所以上のカバーポイントを作るというものがあるのですが、それのためだけにせっせと机をひっくり返す作業をするハメになりました。

(3) セーブがオートセーブひとつのみ
細かくオートセーブが入るので、死んでしまってもだいたい直前からすぐやり直せるのはいいんですが、残せるセーブデータがそれひとつなのは困ります。例えば途中まで進めたデータがあってそれとは別にまた最初から遊びたいという場合、最初から遊ぶとそれがオートセーブポイントにくると勝手に上書きされるので、その前に進んでいた所からのセーブは消え去ります。ただ、パワーアップアイテムやテキストログの取得情報、実績に関わる特定の武器での敵の殺害数などは失われませんし、一度クリアした章からはいつでもその先を続けられるミッション選択もできるので問題はないのですが、かなり面倒なセーブ形式だと言えます。

(4) 画面揺れが邪魔くさい
歩くときの揺れなんですが、ぼくがこういうタイプの揺れがあるFPSをやったことがないせいかもしれませんけれども、グラグラしていて見づらいです。実際に人間が歩くときにはそのあたりの視線の揺れは脳内で打ち消されるんでしょうけれど、ゲームの場合テレビの画面が揺れるので無視し様がないくらいもろに影響を受けます。幸い酔いはしませんでしたが、歩くたびにフラフラと微妙に揺れるのが気になって仕方がありませんでした。ダッシュするときだけ大きく揺れるとかそういう演出にすれば良かったのにって思います。

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逆に『F.E.A.R. 2』のここは良かったっていうところはと言うと、

(1) Slow-moや格闘技がカッコいい
周りの動きが遅く見えるSlow-moの能力を使うと、まるでジョン・ウー監督の映画を自分で動かしているかのように銃弾が飛び交う中を戦えます。前作ではできた二丁拳銃が無くなったのは残念ですけど。敵の動きがものすごくゆっくりになるのでエイムが苦手でも余裕を持って敵を狙えてFPS初心者でも簡単に遊べますし、全てがスローになる演出が単純にカッコいいです。そしてFPSとしては異例の格闘技最強伝説。スライディングキックで全員一撃で倒せます。死因は足の骨折でしょうか。ジャンプしながらのライダーキックみたいなのとか、回し蹴りとか、とにかく素手で戦うのが一番強いという変わり種のゲームです。格闘技メインでも十分戦えるというのも銃弾をかわしつつ接近戦に持ち込みやすいSlow-moの能力があるおかげですし、やはりこのゲームの肝はSlow-moにあると思います。

(2) どの武器も使い勝手がよく、けっこう好みで選べる
基本的に万能なアサルトライフルかサブマシンガンをメインの武器にしつつ、あとは適当に好きな銃を持っていれば何とかなるので、色々な銃を試しながら遊ぶことができます。釘撃ち銃で敵を壁に張り付けまくってもよし、他のゲームでは大抵役立たずでただの男のロマンな武器なことが多いけれども本作では意外と強い火炎放射器で汚物を消毒するもよし、さらにレーザー銃や最強のホネホネビーム銃など変わった銃もあり、銃や弾は次々と手に入るのでネタ武器は弾が切れたら使い捨てるくらいの気持ちでガンガン使って行けます。個人的には釘撃ち銃が面白くて壁中に張り付けられた敵がぶら下がってる光景が日常茶飯事です。

(3) 強烈なゴア描写とオカルトホラーなストーリー
このゲームが日本で発売できない理由としてグロ過ぎるっていうのがあるんだと思いますが、血だらけでバラバラになった死体の山ばかり出てくるんですから仕方がないですね。そういう表現としてキツすぎるっていうのもありますし、最近のゲームは映像がリアルになって余計直接的に視覚に訴えるグロさがありますから。ただ、危ない発言かもしれませんがこれくらいやってくれるとやっぱり面白いんですよ。ゲームとして。単純にすげーなって感心してしまうっていうのが正直なところ。ゲームに限った話じゃありませんがこういう表現を作品中に入れることに批判は多いですけれども、レーティング制度をしっかり作って、見たくない人、見るべきではない人への配慮を忘れなければ大丈夫だと思うんですけれどね。あまりこういった作品が表に出てくるべきではありませんが、一方的に排除されるというのは残念なことです。

(4) キャラクターのモデリングがいい感じ
これはあんまり恐くなかったっていうところとかぶるんですが、洋ゲーのわりにキャラクターがケバケバしくないんですよ。感じかたは人それぞれですが、アルマなんかは少女版も大人版もすごく可愛くできてますし、一番最後まで主人公と行動を共にするチーム内で唯一の女性メンバーであるストークス中尉とかもかなり誰が見ても美人なつくりですよ、たぶん。おへそとか三つ編みとかホクロとか。少なくともぼくはこのゲームのキャラクターデザインはかなり好きでした。

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前作と比較して本来の見所であるジャパニーズホラー分の欠如やアクション面での進化のなさ、そのあたりに引っかかりを感じるものの、間違いなく単品のFPSとして見ればかなり高クオリティな作品だとは思います。最近の傾向としてコアゲーマー向けではない比較的手軽にクリアできる方向に向かうゲームが海外でも多いような気がするのですが、こういうものはこういうものでプレイヤーの間口を広げるのにいいことだと思っています。とにかく難しいゲームという印象しかなかったFPSですけれども、別に最近Xbox360を買ったからというわけではありませんが、ぼくでもできそうだと思えるような作品がちらほら現れて手を出すようになりましたし、アクションゲーム的な難しさを突き詰めて行くだけでなくシナリオや演出を重視して凝った作品もあるというのがいいですね。

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